CTの悩みの種、アーチファクトとは?

一般にX線CT装置では、金属を含む複合品のスキャンは難しいと言われています。

特に境界の寸法精度を重視する寸法測定用途のCT業界では、アーチファクトと呼ばれるノイズの軽減が大きな課題となっています。

アーチファクトの影響が大きいデータ
アーチファクトが軽減されたデータ

アーチファクトの原因は?

X線CTで三次元データを取得するには、投影画像を何百枚、何千枚と重ね合わせる必要があります。その際膨大なデータを扱って演算するため、その過程で生じる計算の矛盾が、実際にはないデータを作る要因となります。この擬似データがアーチファクトです。

特に金属を含む複合品のスキャン時にはハレーションのようなアーチファクトが発生しやすく、測定の障害となる問題が頻発します。

TomoScopeのアーチファクト対策

アーチファクトを軽減するには、撮影後の画像に対してソフト処理で補正を施すのが一般的です。

しかしCTスキャンで生じる誤差要因は様々で、測定物に起因する誤差の他にも、装置本体が持つ誤差や、外乱の影響によるノイズなどがあり、撮影後の画像から複雑に入り組んだ誤差要因をまとめて取り除くのは非常に困難です。

アーチファクトの影響が大きいデータ
アーチファクトが軽減されたデータ

そこでWerth社では

×「撮影後に誤差要因をまとめてソフト処理する」のではなく、

〇「誤差要因を分解して対応するため、始めからノイズが軽減されたデータを取得する」

という方向で開発を進めています。

例えば装置本体が持つ座標系の誤差改善には三次元測定の技術が、外乱の影響によるノイズ改善には画像測定の技術が使われています。誤差要因を分解して追い込むことで、個々の測定物に起因する誤差改善に焦点を合わせた開発ができます。CT装置にとって難しい複合品等の測定では、特にWerth社の技術が評価されています。

さらに複合品専用オプションも

以前から複合品測定に定評のあったTomoScopeですが、2016年に複合品測定専用のオプション機能がリリースされて以来、さらに鮮明なデータの取得が可能になりました。

複合品の測定事例

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