2025年、TomoScopeに新しいソフトウェアオプション「MultiMaterial EAK」が追加されました。
MultiMaterial EAKは、従来のEAK(単一材質で主に線質硬化アーチファクトを補正する機能)をベースに開発され、対応出来るアーチファクトの種類を更に拡張しています。難しいとされている「樹脂+金属」などの複合アセンブリにおいても、アーチファクト低減効果を発揮し、より鮮明で信頼性の高い画像取得を可能にします。
MultiMaterial EAKの処理前後でデータを比べてみました。
TomoScopeで220kVのX線出力で取得したデータです。金属の周りにノイズが見えます。
220kVで取得したデータにMultiMaterial EAKの処理をしました。特に金属の周りのデータがより鮮明になりました。
TomoScopeで160kVのX線出力で取得したデータに、MultiMaterial EAK処理をしました。今回のサンプルについては、160kVでも十分なアーチファクト低減効果が見えました。
次は単一金属のサンプルを用いて、MultiMaterial EAK処理前後のデータを比べてみました。
TomoScopeでアルミダイカストをスキャンしたデータです。もやのように見えるのがアーチファクトです。
MultiMaterial EAK処理をすると、かなり鮮明な画像になりました。
因みに、従来からあるEAK処理(単一材質で主に線質硬化アーチファクトを補正する機能)をした場合はこのようなデータになりました。単一金属であれば、EAKでも十分有効です。