オプション解説:MultiMaterial EAK

2025年、TomoScopeに新しいソフトウェアオプション「MultiMaterial EAK」が追加されました。

MultiMaterial EAKは、従来のEAK(単一材質で主に線質硬化アーチファクトを補正する機能)をベースに開発され、対応出来るアーチファクトの種類を更に拡張しています。難しいとされている「樹脂+金属」などの複合アセンブリにおいても、アーチファクト低減効果を発揮し、より鮮明で信頼性の高い画像取得を可能にします。

MultiMaterial EAKを使った測定事例①

MultiMaterial EAKの処理前後でデータを比べてみました。

サンプル:コネクタ
(49mm x 15mm x 17mm)

通常スキャン(220kVのデータ MultiMaterial EAK処理前)

TomoScopeで220kVのX線出力で取得したデータです。金属の周りにノイズが見えます。

220kVのデータ MultiMaterial EAK処理後

220kVで取得したデータにMultiMaterial EAKの処理をしました。特に金属の周りのデータがより鮮明になりました。

出力を落としたデータでもMultiMaterial EAKは効果があります

TomoScopeで160kVのX線出力で取得したデータに、MultiMaterial EAK処理をしました。今回のサンプルについては、160kVでも十分なアーチファクト低減効果が見えました。

MultiMaterial EAKを使った測定事例②

次は単一金属のサンプルを用いて、MultiMaterial EAK処理前後のデータを比べてみました。

サンプル:アルミダイカスト
90mm x 70mm x 20mm

通常スキャン(MultiMaterial EAK処理前)

TomoScopeでアルミダイカストをスキャンしたデータです。もやのように見えるのがアーチファクトです。

MultiMaterial EAK処理後

MultiMaterial EAK処理をすると、かなり鮮明な画像になりました。

参考:従来のEAK処理をした場合

因みに、従来からあるEAK処理(単一材質で主に線質硬化アーチファクトを補正する機能)をした場合はこのようなデータになりました。単一金属であれば、EAKでも十分有効です。

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