近年、製品の小型化・高精度化に伴って、測定検査の在り方も変わってきています。
その一つとして注目されている方法に「X線CT装置による非破壊寸法測定」があります。
X線CT装置と言うと、内部を観察するものとご認識されている方が多いと思いますが、このサイトご紹介するTomoScopeは「X線CTの技術」と「三次元測定機の技術」を組み合わせることで、
「非破壊で内部を含むサンプル全体の形状を取得し、且つ高精度な寸法測定や幾何公差測定が出来る」という新しいカテゴリーのX線CT装置です。
測定対象物は、樹脂、ゴム、単一金属(アルミ、鉄など)、複合品など幅広い材質にご活用頂けます。
測定時間はデータ取得まで最短2分!
CADを使って3D形状のまま解析をしたり、データ上で任意の断面を指定し2Dの解析をしたりと、お客様のご要望に応じた様々な解析方法をご用意しています。
さらに寸法測定用X線CT装置として、世界で初めてDAkkS認証を取得。寸法精度を保証しています。
TomoScopeで取得する3Dのデータのうち、STL(ポリゴン)データを使った解析です。CADに取得したSTLを重ねる事で、CADに対しサンプルはどこがどの位ずれているのかが三次元的にカラーで分かります。
STLデータ同士で重ね合わせて、製品のバラつきや、金型の変形なども計測出来ます。
TomoScopeは三次元測定機メーカーが造るX線CT装置の為、測定用のオリジナルソフト(WinWerth)が標準で付いています。
距離、直径、角度などの寸法や、真円度、同軸度、直角度など幾何公差も内部の形状含めて測定可能です。
開発品では、試作サンプルをスキャンし、取得した3Dデータを活用する事で、CAD修正や金型修正などに掛かる時間を大幅に短縮出来ます。
主に樹脂サンプル向けに展開しているTomoScope XSシリーズ(~200kV)と、金属や複合品サンプル向けに展開しているTomoScope S(~225kV)やL(~300kV)に内容を分けてご紹介しています。