【複合材料】測定事例④ モーター

モーター1

パーツ毎の3Dデータ取得

いくつもの部品が複雑に組み合わさったモーターも、パーツ毎に分離して測定・解析が可能です。

CTでスキャンし、ボリュームデータを取得します。

各素材で透過率が異なるため、ボリュームデータにコントラストが生じます。
この差を利用することで、パーツ毎に分離して解析することができます。

パーツ毎に対応した表面積、体積、重心などを求めることができます。

 

それぞれSTL(ポリゴン)データを作成することもできます。

他にもCADとSTLを重ね合わせることで設計値とのずれを測定したり、またはSTL同士を重ね合わせて欠陥を検出するなど、様々な使い方ができます。

ご要望に応じて様々な項目が測定可能です。


各パーツの寸法測定

スペーサー

スペーサーのみ取り出して断面をとり、穴直径や中心間距離などを測定しています。


ギア

今度はギアのみ取り出し、ギアの歯底部31点のRを測定します。

一度プログラムを設定すれば、自動で全周分の測定が完了し、結果はテキストデータで出力されます。

設計値、公差を設定するとスペックアウトしたものは設計値からの差分が表示され、スペックインのものは設計値からのずれを+、-の数で確認することができます。

ギア測定の様子は動画でもご覧頂けます。

360度/歯数31本=11.6度ずつ31回回転させ、歯底部のRをループ測定しています。
測定中、スペックインは緑、スペックアウトは赤で表示されます。


アッセンブリー

組み合わせたままの状態で全体の外寸を測定しています。

一度スキャンしてデータを取得すれば、アッセンブリーもパーツ毎でも任意の箇所を測定することができます。


モーター2

パーツ毎の3Dデータ取得

モーター1と同様に全体をスキャンし、それぞれのパーツの3Dデータを取得します。

同じくパーツ毎に解析します。今度は幾何公差を測定していきます。


各パーツの寸法測定

幾何公差測定(同軸度、平行度)

測定結果

幾何公差測定の事例です。ここでは、ケースに対する中心軸の同軸度(同心度)、中心軸に対するネジの平行度を算出しています。


モーターリード

モーターリード線の長さ、体積、平均半径を算出します。

ここでは、径の分布をカラーマップで表示しています。

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