TomoScopeのオプション機能の一つ、MSP-CTが2023年に更に進化しました。
MSP-CTとは複合品をスキャンする際にアーチファクトを軽減させる機能です。例えばコネクタのような樹脂+金属の部品であれば、樹脂に合わせたスキャン条件(①)と金属に合わせたスキャン条件(②)の計二回のスキャンを実施し、その二つのデータから専用アルゴリズムを使って、アーチファクトが低減された一つの3Dデータを生成するという方法です。
コネクタのボリュームデータ(MSP処理後)です。
MSP-CT処理をしてアーチファクトの影響が少ないデータを得られると、材料毎にSTL化し解析出来ます。
MSP処理は以下の二つのデータを用いて生成しました。