製造業でもX線CT装置を使った検査は数十年前から広く使われています。さらに近年ではX線CT装置を使った計測も増えています。
どのような検査・計測が出来るのかを以下にご紹介します。
一般的にX線CT装置と言うと、「観察用CT」である事が殆どです。
「観察用CT」とは、主にサンプルの内部を非破壊で見る目的で使用されます。樹脂や金属製品のボイドやクラックの有無、接合面の確認、アセンブリの各部品がどのように取り付いているかの確認などで使われる事が多いと思います。
一方で、近年増えてきている「計測用CT」は、観察用途に加えて、非破壊で測定やCADを使った解析が出来るという点が特長です。
TomoScopeはドイツの三次元測定機メーカーWerth(ベアト)社が2005年に世界で初めて開発した計測用のX線CT装置です。
目的が決まったら、次は測定する製品の材質、大きさ、形状から必要なX線の出力を決めます。