測定可能サイズ

産業用X線CTでご希望の製品を測定できるかどうかは、測定対象サンプルのサイズ材質によっておおまかに判断できます。ここではその目安をご紹介します。

透過する厚み(サンプル材質とサイズ)の目安

基本的には元素番号の大きい材質ほどX線は通りづらく、また同じ元素でも密度が高いほど透過しづらくなります。その際は材質に応じてX線管の出力を上げる必要があります。300kV以上はお問合せ下さい。

透過できる厚みの目安表(TomoScopeシリーズの場合)
材質 / 出力 130kV 160kV 190kV 225kV
~5mm ~8mm ~25mm ~40mm
アルミ ~30mm ~50mm ~90mm ~150mm
樹脂 ~90mm ~130mm ~200mm ~250mm

右:X線管
中央:測定対象サンプル
左:検出器

TomoScopeでは、ステージ上でサンプルを360度回転させながらX線を照射します。

360度分のデータを重ね合わせることでサンプルの形状を取得しているため、どの角度からでもX線が透過する必要があります。

サンプルの形状と透過厚み

サンプルのどの部分を最大厚みとするかは、サンプルの形状によって異なります。
下図の例では同じ直径の円筒と円盤を測定しています。例えば円筒のように内部に空洞があれば、X線の通過する厚みの合計は小さくなります。

円盤はどの向きにサンプルをセットしても直径以上の厚みを通過する

以上の透過できる厚みは目安であり、サンプル毎に大きく異なります。測定できるかどうかを判断するには、お電話やメールでご相談頂くか、一度サンプル測定をお試し頂くことをおすすめしております。

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